結婚式で迷うのは、両親へ贈るプレゼントだけではありません。大切なゲストへ贈る引き出物もそのひとつ。何を選べば喜んでもらえるのか、迷ってしまう人が少なくありません。そこで今回は、失敗しない結婚式の引き出物の選び方をご紹介します。
カタログギフトにも盲点が!人気の引き出物の注意点
本当にたくさんの種類がある引き出物。どのアイテムも間違いではないのですが、それぞれにメリットとデメリットがあるもの。それをしっかりと理解すれば、喜ばれる引き出物が選べると思います。人気の引き出物のメリット・デメリットを見ていきましょう。
まずは定番のカタログギフト。ゲストに好きなものを選んでいただけるうえ、持ち帰りも軽くてかさばらず、人気です。そんなカタログギフトのデメリットは、アイテムを選択して取り寄せるのを忘れてしまうゲストが意外と多くいること。せっかくお贈りするプレゼント、しっかり手元に届けたいですよね。
また、最近人気なのが、健康・美容系の食品。高級蜂蜜やオリーブオイルなどです。自分で3,000円以上の金額を出して購入する機会がなかなか無い食品だからこそ、喜ばれるのでしょう。ただし、食品のため、引菓子とのバランスは考えておく必要があります。
そして、食器。消耗品のため、あっても困らず根強い人気です。その中でも大皿は「重いからやめておいた方が良いかな?」と思われがちですが、例えば自宅で鍋をするときなどに重宝しますし、自分で購入する機会も少ないので、喜ばれるアイテムのひとつです。とはいえ、遠方からのゲストへ大皿を贈るのは避けた方が良いでしょう。
引き出物には「日常生活の中にあって、自分で頻繁に買うものでないもの」がおすすめ
これらのメリット・デメリットを踏まえると、引き出物には「日常生活の中にあって、自分で頻繁に買うものでないもの」がおすすめです。例えば、時計やフラワーベース(花瓶)、靴磨きセットなど。
しかし、日常生活で頻繁に使用するもの、目に入るものというのは、あまり色・柄が派手であったり、個性的すぎたりするデザインは控えるのが無難。日々の生活にあるものだからこそ、個人の趣味・嗜好が入ると好き嫌いが分かれるからです。そのため、どんな自宅にでも合う、木製・白色・無色透明のデザインを選ぶと良いでしょう。
ゲストに喜んでもらえる引き出物選びを
どんな引き出物でも、ゲストへの思いがあれば、決して間違いではありません。ですが、せっかく贈るプレゼントですので、喜んでもらえるものを選びましょう。
ポイントは「日常生活の中にあって、自分で頻繁に買うものでないもの」です。ぜひ、参考にしてくださいね。
筆者:遠藤佳奈子/フリーウェディングプランナー・コンサルタント
2010年、日本では先駆けてフリーウェディングプランナーをスタート。そのパーソナリティや仕事は新郎新婦だけでなく企業からの信頼も厚く、都内ラグジュアリーホテルのスペシャルプランナーや、人気レストランのウェディングも任されている。2016年からはハワイでの邸宅ウェディングのプロデュースもスタート。三越伊勢丹とのコラボレーションや、ウェディング実用書の監修、ラジオなど、ウェディング業界のインフルエンサーとして幅広く活動している。■HP:http://www.wedding-lab.com/