これまで結婚式といえば、結婚式会場に直接申し込むことが一般的でしたが、最近では、私のようなフリーのウェディングプランナーに依頼される方々も増えてきました。
今回は、新郎新婦やご家族にとって大切な結婚式を、フリーのウェディングプランナーに託すメリットについて見ていきましょう。
オリジナル性の高い結婚式をかたちに
フリーのウェディングプランナーに依頼するメリット、それを一言に集約すれば「オリジナル性の高い結婚式をかたちにできる」ということ。結婚式にこだわりたい新郎新婦なら、フリーのウェディングプランナーを活用しない手はありません。
場所
普段はウェディング会場として提供していない場所、例えば結婚情報誌や情報サイトに載っていないようなところでの結婚式も相談することができます。場所が全く未定でも、状況を伝えることで提案を受けられます。
提案のバリエーションが豊富
フリーのウェディングプランナーの中には、ひとつの会場にとどまらず、さまざまな場所でウェディングをプロデュースした実績を持つ人もいて、その経験をもとにした提案のバリエーションは豊富です。
より親身なサポート
結婚式の準備の段階においては、装花担当や写真担当など、それぞれの担当者と打ち合わせをすることになりますが、フリーのウェディングプランナーはすべてに同席します。また、例えばドレス選びに同行してもらうこともできます。長い時間を一緒に過ごすことになるため、いわば“結婚式の伴走者”として、より親身にサポートしてもらえるでしょう。
※ただし、フリーのウェディングプランナーによってスタンスは異なります。サポート内容は契約前に必ず確認するようにしましょう。
フリーのウェディングプランナーだからこそ実現できた結婚式事例
実際、私自身も、結婚式を普段から開催しているホテルやレストラン以外に、高層マンション内のラウンジ、新築の一軒家、ホールなど、あらゆる場所でのウェディングをお手伝いしてきました。
例えば、パリ・コレクション(パリコレ)でも活躍されるデザイナーのご新郎と、TV・雑誌で活躍されるモデルのご新婦のウェディングでは、壮大なTVスタジオを会場に。
パリコレの演出家をはじめ、フォトグラファー、ヘアメイク、フローリスト、ミュージシャン、司会にはTVアナウンサーと、お二人が普段お世話になられている方々にご活躍いただくことがお二人のご希望でした。ウェディング未経験の場所やスタッフをサポートし、リードしていくことで、お二人らしい華やかでアーティスティックなウェディングパーティーが完成しました。
このような型にはまらない結婚式も、経験豊富なフリーのウェディングプランナーなら実現できるのです。
結婚式が終わるまでウェディングプランナーと密に連携を!
フリーのウェディングプランナーに依頼すれば、オリジナル性の高い結婚式をかたちにできる可能性は高まります。
ただ、初めてウェディングを行う場所での結婚式を希望する場合、設備やスタッフなどの状況により結婚式の開催が難しい場合も。無事、結婚式を行い、ゲストに満足してもらうためにも、必ず慣れたウェディングプランナーに相談し、判断を仰ぐようにしましょう。
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筆者:遠藤佳奈子/フリーウェディングプランナー・コンサルタント
2010年、日本では先駆けてフリーウェディングプランナーをスタート。そのパーソナリティや仕事は新郎新婦だけでなく企業からの信頼も厚く、都内ラグジュアリーホテルのスペシャルプランナーや、人気レストランのウェディングも任されている。2016年からはハワイでの邸宅ウェディングのプロデュースもスタート。そのほか、書籍の監修、TV、ラジオなど、ウェディング業界のインフルエンサーとして幅広く活動している。■HP:http://www.wedding-lab.com/