【三連時計】教えて工場長!~木の「反り」について~

皆さんこんにちは。6月21日の木の暮らしです。
全国的に梅雨に入り、本社のある福井も今日は雨がしとしと降っています。

そうなると気になるのが湿気ですが、三連時計も自然の木材ですので、湿気で反ったり変形しないか心配ですよね。

そこで今日は、木材のエキスパートである工場長に、木の「反り」について聞いてみました!

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Q.三連時計は、数十年使用しても反りませんか?

木の暮らしの製品はすべて無垢材を使用しているため、自然の状態をできるだけ保つよう、木が呼吸できるオイルを使用しています。そのため、反る場合はあります。
(無垢材についてはこちらの記事をどうぞ→三連時計の木のお話(1) ~無垢材~

Q.どれくらいの確率で反るんですか?

極端にぐんにゃりと反るわけではありませんが、8割方は反るといえます。
お使いの環境で木が含む水分量が増えたり変化すると、反りが発生しやすいです。人間の皮膚がお風呂でふやけるのをイメージすると分かりやすいですかね。

Q.反った場合、反りを戻すことはできますか?

反りを戻すことはできませんが、反った部分を削ることはできます。
また、環境の変化で反りの形も変わっていきますので、時間がたつと反りの方向が変化して、目立たなくなる場合もあります。

Q.木が反らないように、何か工夫はできませんか?

反りが発生するのは、お使いの環境の中での「水分量の変化」が関係しています。ですので、気温など環境の変化が大きい場所は反りが起こりやすいといえます。
具体的には、

直射日光の当たる場所
エアコンが直接当たる場所

に置くのは避けた方がよいでしょう。

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いかがでしたでしょうか?
三連時計は制作時にしっかりと水分を抜き、反りが出にくいよう職人の手で製材しますが、自然そのままの無垢材であるという特性上、どうしても反りなどの変化が発生する可能性があります。

しかし、呼吸をし、年を重ねるごとに風合いの変わる無垢材は、まさに皆様と共に生きているといえるのではないでしょうか?

ぜひそんな無垢材の三連時計を、皆様の家族の一員として末永くおそばに置いてくださいね。