プロポーズが成功し、めでたく婚約が決まったらお互いの親にあいさつに行きましょう!
その流れで、【結納】を行う家庭もあると思います。
結納をするかしないかは自分達だけでなく、親の意見もきちんと聞くようにしましょうね。
結納とは?
日本の伝統的な婚約の儀式です。結婚を約束した両家の間で結婚準備の金品(結納金)や結納品を取り交わし(納め)、婚約と両家の結びつきを祝います。
結婚式の両親へのプレゼントは「三連時計」!さらに詳しく知りたい方はこちら結納のスタイル
仲人を立てる正式結納と仲人を立てない簡略式結納がありますが、最近は簡略式結納が一般的となっています。
正式結納:仲人が使者となって婚約した両家の家を往復して結納を交わします。こちらが正式な結納ですが、最近は略式結納、もしくは簡略式結納が一般的となっています。
略式結納:両家と仲人が女性宅、もしくは男性宅、仲人宅、ホテルなどの会場に集合して結納を交わします。
簡略式結納:仲人は立てずに、婚約する本人たちと両家が集合して結納を交わします。
「結納」ってそもそもやってるの?聞いたことない…。
日本では古くより、「結納」という婚約のスタイルが受け継がれてきました。
古代の日本は、男性が「婿入り」する母系社会。女性が、労働力の貸し借りをして助け合う「結」を取りしきり、結婚は男性が女性の結に入ることを意味していました。
結婚するときには、男性が酒と肴を持って女性の親をたずね、飲食と共にする習わしが生まれ、これが結納の始まりとなりました。
しかし、現在では「準備が大変」「しきたりや堅苦しいことは苦手」などと結納は敬遠され、最近の主流は両家顔合わせの食事会がほとんどとなっています
結納を行っている人は1割強
最近では結納を行うカップルはかなり少なく、1割程度。
結納ではなく、両家顔合わせを行う方は約8割と、ほとんどです。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2019」 によると、結納を行った人は全国平均(推計値)で、12.9%(「結納のみ行った」「(両家の顔合わせと結納)両方行った」)と全体の1割強。
https://souken.zexy.net/data/trend2019/XY_MT19_report_06shutoken.pdf
自分たちも親も、カジュアルに親睦を深めたいと思っているようですね。
「結納やらなきゃいけない?
必ずしもやらなくてはいけないものではありません。あくまで結納の意思があるときだけ。両家とも「結納をしなくてもよい」とするなら、顔合わせの食事会だけでもいいと思います。両家とも納得するスタイルを選びましょう
結納する前に~結納品の準備
結納品の内容は、結納金を包んだ「金包」と縁起物のセット、そしてその目録です。
関東式と関西式とで結納品のやりとりが大きく変わるので注意してください。
関東式では「結納を交わす」といって、男性側と女性側が同等の結納品を準備して交換します。一方、関西では男性側から女性側に結納品を贈るだけなので「結納を納める」といいます。
結納どんなことやる?
結納の流れ:略式結納の場合は、結納式を20分行い、そのあとに会食を2~3時間するのが一般的でしょう。
午前中に行うと、縁起が良いとされています。午前11時ごろからスタートして、お昼を両家で一緒に取るといいでしょう。
結納式では、会場に結納品をかざり、口上を述べながら行います。結納式の間は、決まった口上以外はほとんど口にしないのが習わしです。
仲人が式の進行役を務めます。一般的には男性側の父親が努めますが、進行役を代行してくれるサービスもあります。
当日の流れ(関東式)
①着席
②始めのあいさつ
③男性側の結納品を女性側に納める
④女性側が目録を改める
⑤女性側からの受書を男性側に渡す
⑥女性側からの結納品を男性側に納める
⑦男性側が目録を改める
⑧男性側からの受書を女性側に渡す
⑨結びのあいさつ
結納、どんな服装なの?
両家で服装の格をそろえましょう。
結納を行う場所に合わせて、服装を選ぶことも大事なポイント。料亭や一流ホテルならば、女性は和装がベストですね。
女性:洋服なら明るい色の上質なワンピースやスーツ。靴は上品なパンプス。和服なら、振袖や華やかな色柄の訪問着を選びましょう。結婚後は振袖が着られなくなるので、振袖を着るのがおススメ。
女性の両親:女性が振袖を着るなら母親も和装にしましょう。必ずしも正礼装にする必要はありません。父親はブラックスーツでOKです。
男性:ブラックスーツに白のシャツ。ネクタイは白またはシルバーグレー。靴と靴下は黒。女性が振袖の場合、男性は紋付羽織袴かタキシードが正式。ブラックスーツでもOKです。
男性の両親:男性が洋装であれば、母親も洋装がいいでしょう。フォーマルドレスがおすすめ。父親はブラックスーツを着ましょう。