結婚式で欠かせないイベントの一つに「キャンドルサービス」があります。
この「キャンドルサービス」にももちろん重要な意味が込められています。
キャンドルサービスにはどのような意味があるのか、詳しくご紹介します!
キャンドルサービスの起源はヨーロッパ
キャンドルサービスの起源は1970年頃のヨーロッパです。
ヨーロッパ郊外のとある村に貧しいけれども気立ての良いカップルがいました。
2人は、長い交際を経て、ようやく結婚することになりました。
しかし、結婚式を挙げたくても、彼らの生活ではそれは叶わぬ夢でした。
結婚式を諦めていた二人でしたが、
そんな二人に村人たちが、ささやかな結婚式とパーティを準備してくれました。
そんな結婚パーティを準備してくれた村人たちにせめてものお返しとして、
二人は村人たちのテーブルをまわってキャンドルに火をつけ、
「私たちも幸せになりますが、皆さんにも幸せが訪れますように」
と願いを込めて、キャンドルに点火してまわりました。
これがキャンドルサービスの起源と言われています。
キャンドルサービスの意味
「キャンドルサービス」は和製英語ですが、訳すと「燭火」や「礼拝」という意味になります。
古くから キャンドルの炎は、闇や悪霊を払い聖なる天使を呼ぶ尊い炎という言い伝えがあります。
新郎新婦がテーブルを回ってゲストテーブルのキャンドルに点火するのは、二人の結婚式に参列したゲストの方々の幸せを願ってのことなのです。
そしてたくさんの祝福を受けて、多くの方々が見守る中、メインキャンドルに点火し永遠の愛を誓うというスタイルになりました。
また、キャンドルには「献身的な愛・無償の愛」という意味があります。
暗いところを照らしたり、寒いところを温かくするキャンドル。
しかし、その一方で使えば使うほど小さくなってしまうキャンドル。
このようなことから「献身的」「無償」というような意味になったのでしょう。
結婚とは、お互いがお互いを思いやりながら見返りを求めない無償の愛を与えて1つの家族を作っていくものです。
キャンドルには、2人のこれからにピッタリの意味がありましたね。
現在では、キャンドルサービルはご挨拶のためにゲストのテーブルを回るという意味も含まれています。
しかし、本来の意味はゲストの幸せを願い、お二人の新たな生活を象徴するイベントです!
さらに、結婚式会場を暗くする事で静寂が生まれ、
後の両親へのプレゼント贈呈への布石として省く事のできないイベントだったようです。
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