結婚するには何かとお金がかかるものです。そのため、結婚を考え始めてから貯金を始めるカップルが多いです。不景気の年に結婚するカップルが少なくなる大きな原因は、収入が伸びないことで貯蓄が順調に増えないことです。結婚式の費用は、新郎新婦の貯金から捻出するケースが多いですが、親から資金を援助してもらったというカップルも多いようです。
結婚式の費用は地方ごとに差があり、親がどれだけ援助するかも地方によって違ってきます。北海道では結婚式・披露宴にあまりお金がかからないため、結婚のための貯金は少なくて済みます。北海道の結婚式は会費制なので、ゲスト一人あたりの費用が安くなります。結婚式の費用が全国的に高いのは順に、東北地方、北関東地方、中部地方、関東地方でいずれも300万円以上かかることが多いようです。結婚式にお金がかかることがわかっているためか、東北地方では8~9割のカップルが親からの援助を受けているようです。親からの援助が一番少ないのは九州地方です。九州では結婚式の費用はそれほど高くありませんが、ご祝儀の相場が高めなのでご祝儀で賄える部分が多いため、親からの援助が少ないようです。
結婚式を挙げるということで両親から祝い金をもらう場合、金額はまちまちですが多くて100万~200万円ぐらいあるそうです。祝い金の使い道は結婚式だけでなく、新居の費用の一部であったり、新婚旅行の費用など様々です。
子供の結婚式のために両親は祝い金を出すべきという意見もあれば、出さなくてもいいという意見もあります。経済的に自立した二人が結婚するのであれば、基本的に親の援助は必要ないかでしょう。結婚式にかかる費用が地域的に高かったり、結婚式の内容が親の意向を強く反映しているものであれば、親の援助があって当然という考え方もできます。結婚式の費用が予算をオーバーしそうになってきたら、両親に相談してみましょう。
ホテルの結婚式場や専門式場では、結婚式の費用の支払いは前払いが普通です。結婚式当日にご祝儀をいただいてそこから支払いに当てるというのはまれなケースで、ご祝儀が予想以上に少ないと支払いに支障が出てしまいます。結婚式の費用は余裕をもって準備し、前日までに調達できるようにしましょう。結婚式の準備が進むうちに見積り費用がだんだん膨らんでくるのが普通です。ご祝儀はあてにせず自分達の貯金で賄える程度で見積りを立てるようにしましょう。