初めて我が子が結婚するご両親は、結婚披露宴の最中は、どうしていれば良いかわからないかもしれません。前もって、息子さんや娘さんから、こんな風に動いてほしいと伝えておくと、ご両親も心構えができて良いかもしれません。
地域によってタイミングが違うかもしれませんが、だいたい、お酌と同時に挨拶に回ります。両親は、乾杯の後、自分の食事には手をつけずに、各テーブルを回ります。最初に両家の主賓来賓のテーブルに行きます。そして、お世話になっている会社関係の上司に挨拶にいってもらうように頼んでおきます。その後、会社の上司、同僚・友人、親戚と回ります。自分側からするのか相手側からするのか悩むところですが、両家のどちらかが他の県だりすると、挨拶の仕方も違ったりするので、前もって調べておくことをお薦めします。両家ともに認識を合わせておくことも大切です。
テーブル内でも、上座下座があります。テーブルは、丸テーブル・長テーブル等の種類がありますが、どちらのテーブルも、新郎新婦の席に一番近い席が上座というルールは同じです。上座に座っている方から回りましょう。
食事は、余興やケーキカットなどのイベントタイムにしましょう。簡単に食事を済ませたら、挨拶周りを再開します。途中、両親揃っての記念撮影やわざわざ挨拶に来て下さる方もいらっしゃるかもしれませんが、自分の挨拶&お酌周りにばかり気をとらわれず、みなさんに「おもてなし」の気持ちで接しましょう。一般的には、父親が挨拶して、母親がビール瓶を持ってお酌する形をとるところが多いようです。しかし、お酒が飲めない方もいるので無理強いはしてはいけません。お酒を注いでも口にしない方がいても気にしないようにしましょう。というか、気にしている余裕はないかもしれません。お酒を飲んでもらうことよりも、「ありがとうございます。」という気持ちと言葉を相手に伝えることが大切です。また、なるべくたくさんの方に挨拶に回らなくてはならないので、長話は避けましょう。あまりにも招待客が多いときは、友人席だけは、新郎新婦の兄弟姉妹に回ってもらうなどの工夫をするといいでしょう。
また、そうやって、頑張ってくれた両親や兄弟姉妹への感謝も忘れずにしましょう。