結婚式の時に、両親へ感謝の気持ちを込めて記念品を贈るカップルが増えています。新郎新婦から両親への花束贈呈は、披露宴で一番感動する場面です。花束だけでも素敵ですが、生花はいつか枯れるものです。花束とともに、何か形に残るプレゼントがあれば、心が伝わり、いい思い出としてずっと記憶に残ります。今や、結婚式を挙げるカップルの6割以上が両親に記念品を贈っているとのことです。そして、記念品にかける予算は半数近くが1万円以下ということです。
いかにも今どきというものに、デジタルフォトフレームがあります。デジタルフォトフレームでお手頃なものなら5000円ぐらいからあります。今までのデジタルフォトフレームは、メモリーカードなどで写真データを取り込む必要がありましたが、最近では携帯電話から写真を送るだけで写真を表示させることができるものが出てきました。結婚してしばらくは、新郎新婦の幼い頃から結婚式までの写真にして、子供が生まれたら孫の成長をデジタルフォトフレームで見てもらうことができます。両親がカメラ好きなら、趣味の写真を楽しむのにも良さそうです。
生花は枯れてしまうので、ブリザードフラワーを贈ったというカップルもいます。結婚した年の数だけ花を用意してブリザードフラワーにして贈ったり、ブリザードフラワーを使ったフォトフレームや感謝状を贈るというものです。半永久的に残るので、見るたびに思い出してもらえそうです。
披露宴で感動する演出を考えたときに、ゲスト全員に見える大きさの記念品が向いているようです。1枚の板から作る三連時計は、合わせると木目がつながります。新郎の両親、新婦の両親、新郎新婦の3家で同じデザインの時計です。置き時計なのでいつも飾ることができますし、木の時計なので置く場所を選びません。また、時計の裏には記念日やメッセージを刻印できます。披露宴で木目のつながった時計をみんなで並べて持つと、ゲストに与える感動もひとしおです。
記念品をもらっても置き場所に困るというなら、出生体重米というのはいかがでしょうか?新郎新婦が生まれた時の体重と同じ重さのお米をかわいらしくラッピングして両親にプレゼントします。出生体重米を受け取った両親は、子供が生まれた時のことが思い出されて、記念品贈呈がより感動的な場面になると思います。もったいなくて食べられないという意見もありますが、中身のお米もおいしくいただけるので、感動的でかつ実用的なプレゼントになります。