結婚式の主役と言えばもちろん花嫁さんです。
特に身にまとう白いウェディングドレスは全女性の憧れだと思います。
あの真っ白な美しいドレスに子供のころから
「お姫様みたいで綺麗!」
なんて憧れていた女性も多いと思います。
花嫁=白のウェディングドレスというイメージですが、
ウェディングドレスは元々は白色でなかったのです。
元々、花嫁さんがまとうウェディングドレスは
庶民の間ではグレー系の色合いが主流でした。
さらに、上流階級社会ではカラードレスがウェディングドレスとして使われることが多く、
金糸や銀糸で細やかな刺繍を施した豪華なドレスも多かったようです。
なので、上流階級社会では特定の色がウェディングドレスのイメージということはなかったようです。
それが白のイメージに変わったのは1840年のことです。
イギリスのヴィクトリア女王が結婚式の時にウェディングドレスを着たのですが、
それが従来のグレーのドレスやカラフルなドレスではなく
目も覚めるような純白のドレスだったのです。
白いサテン地で、レースでトリミングされているドレスでした。
そのウェディングドレスはまさに「雪のような純白」だったのだとか。
白色は純潔なイメージもありウェディングドレスにぴったりということで大人気になり、
誰もがこぞって白いウェディングドレスを着るようになりました。
その結果いつの間にかウェディングドレスがグレーから白色に定着し、
今日では白色のウェディングドレスが主となり、
世界中で白いドレスがウェディングドレスとして愛されています。