結婚式にはいろんなしきたりがあるので、あまり変わった演出はできないと思われている方が多いと思います。特に、神前式や仏前式、キリスト教式など宗教が関わる結婚式では思い切ったアレンジは難しいかもしれません。しかし、結婚式を挙げた先輩達の中には、自分達らしいオリジナルの演出をしたカップルがたくさんいます。
神社で神前式を挙げたあるカップルは、フラワーシャワーならぬ折り鶴シャワーをしてもらったそうです。どれだけたくさん折り紙で鶴を折ったのかはわかりませんが、折り鶴の準備に人手も時間もかかって大変だったでしょう。新婦の母親と姉妹が協力してくれたそうです。折り鶴シャワーに使われた折り鶴を「ご利益があるかもしれない」と持って帰った友人もいるそうです。日本伝統の結婚式にふさわしい演出ですね。
結婚式の中でも人前式は、自由な演出がしやすい結婚式です。特に決まったルールはないので、二人だけの、二人らしい結婚式にすることができます。
新婦が両親への手紙を読むというのは、披露宴の演出ではよくありますが、人前式でこれを行ったという先輩カップルがいます。花嫁が両親へ気持ちを伝えるのは、どうしても涙が出てくるものですが、式に出席したゲストから励まされたり、新郎が支えたりして感動的なシーンになったということです。素直に気持ちを伝えられたことで、披露宴では皆笑顔で、とてもいい雰囲気になったそうです。
人前式での挙式はオリジナリティあふれるものが多いようです。家族やゲストとの距離を近づけるため、メイン席を出席者全員に囲んでもらう形で挙式したカップルがいます。ゲストの顔がよく見えてアットホームな雰囲気の挙式になったそうです。さらに誓いの言葉のかわりに、新郎新婦がそれぞれ「相手へのお願い」を発表したそうです。相手からお願いが読み上げられる度に、お願いを言われた方はそれについてコメントをします。ゲストからは笑いが上がり、とても楽しい結婚式で良かったと好評だったそうです。
キリスト教式でバージンロードを花嫁と花嫁の父が歩く演出はよくあります。それぞれの家庭の事情で花嫁の父の代わりに、花嫁の母と一緒に歩いたり、祖父と一緒に歩いたという花嫁もいるそうです。それはそれで、ゲストからは「とても感動した」という感想が多く聞かれます。
気候の良い季節であれば、屋外で行える演出を楽しむことができます。風船を大空に放つバルーンリリースは開放的でさわやかな演出として人気があります。ゲスト全員が参加できて、一体感を味わうことができます。