こんにちは、6月16日の木の暮らしです。
今日の福井は雨。
実はまだ北陸は梅雨入りしていませんが、もうそろそろ、といったところでしょうか?
(実は北陸、「梅雨明けがない(いつ明けたかわからない)」という年があったりしたんですよ!→昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):北陸 | 気象庁)
ということで、今日は雨の日の読み物として、ちょっとした結婚式のまめちしきをご紹介しようと思います。
今日は晴れの結婚式。…雨降ってるんだけど「晴れの日」なの?
結婚式はよく「晴れの日」といいますよね。
そのほかにも「晴れの大舞台」「晴れ着」など。
この「晴れの日」は、別に雨がふっててもいいます。
それはどうしてでしょう?
実はこの「晴れ(ハレ)」は催しや祭、年中行事などの「非日常」を表す言葉。
反対に、いつも過ごす「日常」は「褻(ケ)」といいます。
この「ハレとケ」は日本の伝統的な世界観であり、ハレの時はケの時と立ち居振る舞いや衣食住、言葉遣いも区別します。
そういえば結婚式は明らかに雰囲気も神聖だし、立ち居振る舞いも「ケ」の時とは明らかに違いますよね。
ちなみに、折り目や節目となる晴れの日に着る「晴れ着」の反対として、日常に着る「ケ着」という言葉もあるんですよ。
結婚式なのに雨はいや? とんでもない!
今日はめでたい結婚式。
なのに外は雨。自然と「やだなぁ…」という気分になりますよね。
特にこの時期は「ジューンブライド」。
ジューン・ブライドの縁起については先日お話ししましたが、この時期はちょうど梅雨。
雨・雨・雨で困ります。
しかし、「やだなぁ」なんてとんでもない!
実は雨の結婚式は縁起がいいんですよ!
Mariage pluvieux, mariage heureux
マリアージュ プリュヴィウー、マリアージュ ウルー …
「雨の日の結婚式は幸運をもたらす」というフランスのことわざです。
雨の日は神様が結婚を祝福してくれるし、雨に乗って天から天使が舞い降りてくるんだとか。
それに、神様が新郎新婦の一生分の涙をかわりに流してくれるという説もあるようですよ。
雨降って地固まる
おなじみ日本のことわざですね。
雨が「降る」を「振り込む」と転じ、「幸せが振り込む」という縁起があるそうです。
ちなみに地鎮祭も同じ理由で、雨の日の方がいいらしいですよ!
雨龍は縁起がいい
中国で雨龍は大神の使い。
雨が降るということは神の使いが恵みをもたらすとされ、とても縁起がいいものだそうです。
特に古代において、権力者の結婚式では、雨乞いをしてまで雨を望んだとか!
いかがでしたか? 少しは雨の憂鬱がはれましたか?
結婚式、天気は雨でも心は「ハレ」の日です。 かけがえのない大切な節目の日を、どうぞ朗らかにお過ごしくださいね。
結婚式は一生に一度の晴れ舞台、両親に感謝を伝えよう
結婚式は新郎新婦の2人が、家族や友人などお世話になった人に感謝とこれからの決意を伝える場です。
特に、今まで大切に育ててくれた両親に感謝を伝えられる絶好の機会。
「今までありがとう」
「これからも家族の絆は変わらないよ」
そんな想いを【三連時計】にこめて両親に感謝を伝えましょう!
三連時計は新郎新婦と両家をつなぐ、木目のつながる3つの時計です。