婚姻届ってなんだか難しい項目が多くて緊張しますよね。
一緒に提出する書類も何が何だか。
前もって準備していればそんなに難しくないのですが、入籍前はバタバタしてしまいますよね。
木の暮らしスタッフの失敗談をもとに、婚姻届の書き方・戸籍・本籍について解説していきます。
間違えたり、不備があっても意外と大丈夫!
婚姻届はどこで手に入れる?
まず、婚姻届を手に入れましょう。
婚姻届は
- 市役所
- ネットでダウンロード
で手に入れることができます。
ネットでかわいいデザインの婚姻届もたくさんあるので、好きな柄を選ぶのもいいですね。
自分で印刷する場合はサイズに注意です。
婚姻届は必ずA3サイズで印刷しましょう。
また、手元に婚姻届を残しておきたい人は2枚書くか、複写がある用紙を選ぶようにしましょう!
市役所でもらえる婚姻届には初めから複写がついている場合が多いです。
お住まいの自治体の婚姻届を確認してみてください。
婚姻届の書き方
婚姻届に記入することは意外にも難しいことは多くありません。
上から順に
- 届出日
- 名前・生年月日
- 住所(住民票と同じ表記)
- 本籍(戸籍謄本と同じ表記)
- 父母(養父母)の名前・続き柄(長男・二男・三男、長女・二女・三女)
- 結婚後の姓(夫or妻)
- 新本籍
- 同居を始めたとき(◎◎年◎月)
- 初婚or再婚
- それぞれの仕事
- 届出人署名
”それぞれの仕事”については
- 専業農家・兼業農家であるか
- 個人事業主であるか
- 1~99人の従業員がいる一般企業で1年以上の契約で働いている(役員でも他の従業員と同じように働き、同じ給与規則で給与を受け取っている)
- 上記(3)以外の従業員100人以上の企業で1年以上働いている人・公務員・(3)に当てはまらない役員
- (1)~(4)以外の働いている人
- 仕事をしていない人
という区分になっています。
その下の職業は5年に1度、国勢調査のある年のみ記入が必要です。
婚姻届の右側は証人の署名です。
証人は成人であれば誰でもOK
- 名前・生年月日
- 住所
- 本籍
を記入してもらいます。
親や友人など縁の深い人にお願いしてはいかがでしょうか。
本籍地を記入しなくてはいけないので事前の連絡は必須ですね。
婚姻届と一緒に提出する書類・戸籍謄本
婚姻届と一緒に提出するのは【戸籍謄本】です。
戸籍抄本と間違えないように気を付けてください。
正式には戸籍全部事項証明書といい、自分の本籍だけでなく筆頭者をはじめ家族全員の情報が載っています。
戸籍謄本の取り寄せ方
戸籍謄本の取り寄せ方は3つ。
そのうち2つの方法は時間がかかるので、早めの準備が必須です!!
- 本籍地の役所に行って戸籍謄本を発行する
- マイナンバーカードを使ってコンビニ交付する
- 本籍地の役所に郵送で戸籍発行を依頼する
戸籍謄本の取り寄せ方①役所に行く
戸籍謄本は【本籍地の役所】に行くと発行することが出来ます。
役所に行く時間さえ取れて、今住んでいる場所と本籍地が近い人はこれが一番時間がかからなくて良いと思います。
実家のある場所が本籍の人も、帰省した時に役所に行ければ大丈夫です。
(婚姻届を出すときの戸籍は3か月前までに発行したものである必要があります)
今住んでいる所と実家と本籍がすべて違う人は要注意です。(私はそうでした)
戸籍謄本の取り寄せ方②コンビニ交付
戸籍謄本はなんとコンビニでも取り寄せが出来ます。
マイナンバーカードが必要ですが、持っている人はコンビニ交付がおすすめです。
しかし、戸籍謄本のコンビニ交付には2つ注意点があります。
- コンビニ交付に対応していない自治体がある!!
- 事前に利用登録申請(5日間程かかる)が必要!!
※住んでいる場所と本籍地が同じ人は事前申請無しでできます。
自分の本籍地自治体がコンビニ交付に対応しているかは、こちらのサイトから調べることができます。
https://www.lg-waps.go.jp/01-04.html
対応していない場合、役所に行くか郵送で取り寄せるしかないので注意してください。
コンビニ交付に対応していた場合、次に【利用登録申請】をしなくてはいけません。
【利用登録申請】はコンビニにあるキオスク端末か、ICリーダーのあるPCでできます。
この利用登録申請には5日間ほど時間がかかります。
申請したからといってすぐに戸籍が取り寄せられるわけではないので注意してください。
申請が受理されると、コンビニで戸籍謄本が取得できるようになります。
申請や戸籍の取得の際、マイナンバーカードの暗証番号も必要です。
詳しい方法はこちらでご確認ください!(1番分かりやすくまとまっていました)
戸籍謄本の取り寄せ方③郵送
1番時間と手間のかかる方法が郵送での取り寄せです。
本籍地の役所に必要書類を送付し、戸籍を郵送で送り返してもらう方法で、届くまでに約1週間かかります。
必要書類については各自治体のHPを必ず確認してください。
自治体HPで送付用の書類(請求書)データもダウンロードできます。
必要書類は以下の通り
- 請求書
- 手数料(定額小為替・普通為替・現金書留)
- 本人確認書類のコピー
- 返信用封筒・切手
これを不備なく揃えて送りましょう。
かなり面倒です。
婚姻届に書く新本籍って何?どこにすればいい?
婚姻届の記入で迷う所は「新本籍」ではないでしょうか?
逆に言えば、それ以外のところはそんなに難しくないですよね。
本籍は夫婦とその子供で構成されています。
結婚により、2人それぞれが親の戸籍から抜けて新しい戸籍を作らなければなりません。
それが新本籍!
新本籍は日本国内の土地台帳に乗っている場所ならどこでもOK!
どちらかの実家や2人の新居、思い出の場所など自由に決められます。
ただ、本籍にしたい場所が決まっても
土地台帳に載っているの?
本籍の書き方って? (番地など)(戸籍は通常の住所とは表記が違います)
と良く分からない事が多いですよね。
そんな方は新本籍をこの住所にするという事だけ決めて、あとは役所に行き、窓口の方に聞いてから記入する、という方法もアリです。
婚姻届の提出前に時間があれば事前に問い合わせるのもいいかもしれません。
土地台帳は法務局に行かないと見ることが出来ないため、間違えて書いてしまうよりはその場で書いた方が良いのではないでしょうか!?
婚姻届、不備があっても大丈夫でした!
ここからは婚姻届の提出でミスを犯してしまった私の体験談をお伝えします。
まず、どんな不備かというと、戸籍謄本が間に合いませんでした。
しかし、戸籍謄本がなくてもとりあえず受理はされました!
戸籍謄本が間に合わなかった理由は単純に知識・準備不足ではあるのですが、かなりの勘違いが原因です。
私はマイナンバーカードがあれば、いつでもコンビニで戸籍が取れる!と思っていました。
しかし、戸籍のコンビニ交付は前述したとおり事前の申請が必要です。
さらに、
私の本籍のある自治体はコンビニ交付に対応していませんでした。
田舎すぎる!!(笑)
住民票と同じように戸籍もコンビニでいつでも手に入れられると思っていたので、ぎりぎりまで戸籍を準備していなかった私は結局慌てて郵送で戸籍を取り寄せるしか方法がない状況でした。
それに気が付いたのは入籍予定日の3日前の夜です。(絶望的でした)
次の日朝イチで市役所に問い合わせ、戸籍謄本がなくても受理できるという事を確認してから郵便局に行きました。
婚姻届の提出に不備があってもひとまずは大丈夫です!
書き間違えていても、二重線で訂正できますし、分からないところは窓口の方が丁寧に教えてくれます。
戸籍が届いたら速やかに提出しに行きましょう!
絶対に間違いや不備がない状態で提出したい!という方は遅くとも提出の2週間前には準備に取り掛かってください。
婚姻届の書き方&戸籍謄本・新本籍についてまとめ
婚姻届の書き方や戸籍謄本の取り寄せ方・新本籍について解説しました。
婚姻届は各自治体の役所でもらうか、HPからのダウンロードで用意できます。
他にもかわいいデザインが様々なサイトでダウンロードできますが、自分で印刷する場合必ずA3サイズで印刷してくださいね。
婚姻届と一緒に提出する戸籍謄本は取り寄せに時間がかかります。
届出日の2週間前には準備を始めましょう!
新本籍は2人が夫婦として新しく登録する住所のこと。
場所はどこでもよいですが、書き方がいつも使っている住所と違うので要確認です。
分からない部分は婚姻届提出の時に役所の方に聞いて、その場で書くのが安心です。
間違えてしまっても二重線で訂正できるので安心してください。
絶対に間違えたくない方は事前に役所に確認するのがオススメです。