結婚式でゲストが来場された際にお出迎えするのは
新郎新婦ではなくウェルカムボードですよね。
そもそもこの習慣は1990年代の後半ごろから始まった
比較的新しい習わしです。
それ以前は、ホテルや結婚式場の入口にある「本日のご宴会の一覧表」から
会場の位置がわかり、会場の受付には「●●家○○家受付」という案内がある、という風に、
以前からあった案内板がウェルカムボードの起源となったそうです。
今でも披露宴会場の受付などで筆文字で書かれた案内板や、電飾の提灯などを見かけることもありますよね。
1990年代になって台頭してきたレストランウェディングで
会場のスタッフが現代風にアレンジして取り入れたのだそうです。
今ではそれが、新郎新婦の個性を発揮できるブライダルアイテムの一つとして定着しました。
案内看板としての本来の目的でというよりも、
披露宴を彩るアイテムとして多くのホテルや結婚式場などでも重宝され、普及していったようです。
ウェルカムボードは、披露宴の顔とも言われている大切なウェディングアイテムです。
基本的には、新郎新婦の名前と挙式の日付、「Welcome」の文字などが入っていて、イーゼル等に飾られています。
イラストやデザインなどで新郎新婦の趣味趣向を反映させることができて、
二人の思い出の写真などを入れることもあるようです。
挙式の後も、新居に飾って楽しむことができるものなので、
二人の大切な披露宴の世界に一つしかない記念品にもなりますね。
ゲストの目に一番に触れることもですが、
二人の新居にも飾りたくなるような素敵なウェルカムボードを大切に作りたいものですね。