結婚式の準備でケンカ、なぜ起きる?避けるための心構え

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大好きだから結婚を決めた二人なのに、結婚式の準備でケンカをしてしまうカップルは多くいます。中には「4年も付き合ってきて、結婚式の準備で初めてケンカをした」というカップルも。

そこで今回は、結婚式の準備でケンカしないための心構えについて見ていきましょう。

結婚式の準備でケンカをしてしまう原因

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結婚式の準備でケンカをしてしまうのは、どうしてなのでしょうか?

原因として、最もよく聞くのが「私ばかりが準備をしていて手伝ってくれない」という新婦の意見。

準備への参加度合いや思い入れの不一致に対する新婦の不満がケンカを引き起こしているようです。

男性と女性では結婚式に対する“興味”の度合いが異なることを理解する

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まずは、男性と女性では結婚式に対する“興味”の度合いが異なることを理解するように努めることが必要であると思います。

もちろん、結婚式は二人にとって大切なことなので、新郎も協力すべきなのは間違いありません。ただ、ドレスやお花、ヘアメイクなど、男性が興味を持ちにくい項目も多々あるのが結婚式の特徴です。新郎が興味のなさそうな項目については準備への参加を強いるのではなく、「じゃ、私が好きなのに決めていいんだね?」などと気持ちを上手に切り替えていくことが結婚式の準備をスムーズに進めるコツです。

また、これは一概には言えませんが、たくさんのカップルの話を集約すると「女性脳と男性脳は違うのだな」と感じるところもあります。仕事が忙しい中でも「それはそれ、これはこれ」と器用にこなすことのできる女性に対して、男性はそれが苦手なようです。もし、新郎がなかなか協力してくれないのであれば「どこのカップルもそうなんだ」と割り切ってしまうと気持ちが楽になるかもしれません。

これからの夫婦生活・家族生活でもそうですが、一緒に同じことを行うことだけが共同作業ではありません。それぞれの仕事や生活環境に応じて役割分担をしていくことも大事です。結婚式の準備期間は、その役割分担を練習する期間と位置付けると良いのではないでしょうか。

ただし、席次表など新郎新婦それぞれのゲストに関わるものについては、関係性や、例えば職場などコミュニティの状況も非常に重要なポイントとなるので、互いの情報を共有しながら協力して進めることが必須です。

結婚を控える二人だからこそ、ケンカを無理に避けるのではなく、しっかりと向き合おう

結婚式の準備期間においては、今まで恋人として付き合ってきた中では考えることもなかった事項がたくさん発生し、徹底的に話し合わなければならなくなります。それは結婚式が、家族、親族、友人、会社関係など、二人とって大切な人たちが集まる場所だからです。

そのため、ケンカをしてしまうこともあるかもしれませんが、結婚前に互いを取り巻くさまざまな状況を知る好機ともいえます。結婚を控える二人だからこそ、ケンカを無理に避けるのではなく、しっかりと向き合うようにしましょう。

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筆者:遠藤佳奈子/フリーウェディングプランナー・コンサルタント
2010年、日本では先駆けてフリーウェディングプランナーをスタート。そのパーソナリティや仕事は新郎新婦だけでなく企業からの信頼も厚く、都内ラグジュアリーホテルのスペシャルプランナーや、人気レストランのウェディングも任されている。2016年からはハワイでの邸宅ウェディングのプロデュースもスタート。そのほか、書籍の監修、TV、ラジオなど、ウェディング業界のインフルエンサーとして幅広く活動している。■HP:http://www.wedding-lab.com/