お米と結婚式の美味しい関係。

こんにちは、4月30日の木の暮らしです。
皆様はもうゴールデンウィークを満喫しておられますか? 今年は頑張れば10連休!ということで、遠出をされている方も多いかと存じます。
ぜひぜひ都会の皆様、ちょっと足を伸ばして福井にいらしてくださいね。
自然の中で時間を忘れて時計の手作り…なんて、想い出に残ること間違いなしですよ☆

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さてみなさま、突然ですがライスシャワーをご存知ですか?
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ライスシャワーとは挙式後、教会から出てくる新郎新婦にゲストがお米を降り注ぐという儀式。 お米イコール日本…と思いきや、欧米での伝統的な風習です。(映画で結婚式のシーンがあると、よく見ますよね)

さて、それでは「どうして米なのか?」ということなのですが、もともとお米は、ヨーロッパでもイタリア・スペインなどを中心に主食として食されています(パエリアとか有名ですよね)。
お米は品種によっては一粒からなんと千粒以上になるほど収穫倍率が高い作物。そのため、豊潤な恵みと子孫繁栄の象徴とされているんですよ。

そんなお米を新郎新婦に捧げるライスシャワーは、ふたりのこれからの人生において
「豊かさと子宝に恵まれますように」
「食べることに困りませんように」
という願いを込めた儀式なんです。
しかもお米の白い色は清く純粋なイメージを持っていますので、おふたりの未来の門出を祝うにはうってつけの色でもあります。

ちなみに、先ほどの「一粒からなんと千粒以上に…」というフレーズでおや?と思った方もいらっしゃったかも知れませんが、日本には伝統的な暦の選日(せんじつ)として、「一粒万倍日」というものがあります。最近は宝くじ売り場によく貼りだされていますね。

一粒万倍日の「一粒」は、お米の一粒。
つまり、「お米の一粒が万の粒になるほど、種まきや仕事始めなどに吉とされる日」ということなのです。

これからお式を挙げる方は、この「一粒万倍日」を式日としてみてはいかがでしょうか?

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参考:
ライスシャワーとは | ウエディング・結婚用語辞典
2016年 縁起の良い日まとめ